M-BOMとは工場の作業の集大成
よくBOMを教科書で勉強していくと、フラット型とか階層型とかが出てきます。BOMの形を現したもので、その通りです。BOMが一般的な階層型であった場合、E-BOMとM-BOMでは同じものが階層のTOPにあるとしても違った形をしているという事です。
前回もお話したとおり、E-BOMは設計者がお客様の求める機能を製品に持たせる為に親子の構成を作っています。
似て非なるからこそ、その違いを明確に認識しよう!
それと工場でどう効率的に造るかという時のM-BOMの親子関係は違ってきて当然なのです。よって設計から製作指示(E-BOM)がくると、それをM-BOMに変換して、工場の各工程でどの材料でどのような加工をして何を造り、次の工程に移動する、といった情報を整理していかなくてはなりません。この作業が結構、負荷が掛かるので、毎回のこの作業を省略して部品や材料の発注だけかけて、工場の工程にまわし、ギリギリ納期に間に合わせるといった事をしている工場を多く見かけます。これがベストではなくても良い方法と評価できるのであれば改善の必要はありませんが、会社としては様々な問題が浮上してきているのが実態です。
どのような問題があるのか順に考えていきたいと思います。
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