モノづくりを、客観的に要素別に分類してみると
モノづくりには
- 物を造るという技術や、造った物を運ぶという作業などの 物理的側面と
- 複雑に分割された作業を効率よく運営する為の仕組みといった 論理的側面
に分けることが出来ます。この両方の改革をすることが、本当の意味で工場全体の効率化を図る為に必要なことであり、 両方の改革が出来たところが21世紀を生き残れる会社になると考えています。
野球選手に例えると
- 筋肉トレーニングや走り込みなどの訓練は物理的側面の改革といえ
- ヒットを打つ為のバッティングフォームは論理的側面の改革といえます。
この二つを強化しないと、現実に打率の高い一流選手となることは不可能です。 スポーツの正解では当たり前のことですが、製造業の世界ではこれが出来ているところが非常に少ないようです。
個別受注生産型は、TPMなどの現場改革だけでは片手落ち!
特に設計変更の多い個別受注生産型の製造業では殆どが出来ていないと感じています。 どこの工場をお邪魔しても、
1)の現場改革を実施していない会社はないようです。 殆どの会社が現場改革を実施しています。が、厳しさが多く目立ち成果がなかなか持続せず、期待ほどには出ていないようです。 次に何をして良いものか? 迷われている会社が多いように感じます。
答えは明確なのですが、なかなか実行に移せない・・・?
我々が苦労している問題は、2ツあります。
一つ目はお客様に上記のことご説明しようとしても 2)の論理面の改革がなかなか理解されません。 色々な言葉を考えました。 「あるべき姿」「業務改革」と説明をすると、どうしても経営TOPの方は
1)の現場改革をイメージしてしまうようです。 すると、決まって「何で同じテーマで二度もプロジェクトを走らせるのか?」 となってしまいがちです。何とかこのことをご理解頂く為に今後も努力を進めて参ります。
二つ目は、個別受注生産型の論理面のあるべき姿を描けるコンサルが極めて少ないということです。 今回、私たちはこの世界的な不況の中で、新たなサービスをつくる事にしました。
それは、個別受注生産型のあるべき姿の造り方を、知識と演習と、お客様の実例を通して、公開しようと 云う物です。
これは、当社コンサルタントの幹の部分を実習を含めてお客様に伝授していこうとするものです。 コンサルタントは資質によるものが多いとよく言われますが、
基本の業務分析・IT活用を習得することで 大手のコンサル会社に多額の投資をするより、遥かに価値のあるものが出来ると自負しております。 詳しくは、
「お金を掛けずに、コストを削減」とのサービスをご覧下さい。 ご活用いただければ幸いです。
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