M-BOM研究会
個別受注生産型でのM-BOM構築の意味を考える

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IT活用法

ERP導入とIT活用法

ERP導入するに際して、一般的にどのような手順をとっているだろう。FRPを作成して複数の業者から提案書を受け取りある一定の基準により2~3社まで絞って最終判断をしているケースが多いことと思う。

しかしながら、一番大事なことで忘れられているか、若しくは軽く扱われている問題は、何の為にERPを導入するのかという点です。どこの経営者も高いお金を出して多少の業務効率化が出来ましたと数人の社員から言われたとしても、経営的視点、つまり在庫が大幅に削減されたとか事務的な作業の社員を大幅に削減でき、戦略的な仕事に向けさせられた。或いは経常利益が効率化により大幅に改善したなどの効果が得られないとやりきれないのではないでしょうか。

そうした点がIT活用法に関して抜けている感じを強く持っています。ITC(ITコーディネータ)という資格は、そうしたIT投資が経営に貢献できるように経済産業省主導で設けられた資格ですが、今現在効果が出ているとは言える状況にないと思っています。

今後、そうしたIT投資と経営効果に関して思ったことをコメントするブログにしていきたいと考えています。

このブログをご覧いただいた方も遠慮なくコメントを入れて頂けると嬉しいです。

宜しくお願い致します。

参照サイト:改革の実現とシステムの導入

投稿情報: 19:15 カテゴリー: 個別受注生産に於けるIT活用法について | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

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現場改革とIT活用(I)

 「IT活用を上手に行う為に大事なことは、現行業務に引きずられないことです。つまり経営課題を解決する為に先ず、業務改革が必要です」とお話をすると多くの製造業のお客様から帰ってくるのは、「うちはトヨタさんのOBの方に現場改革の指導を受けています」というご返事です。

ITを活用する前には「あるべき姿」という言葉をよく使います。一方「TPM」などの改革運動も「あるべき姿」を多用しています。
同じ言葉で意味するところが違う為に、お客様との間に大きなコミュニケーションギャップを感じます。これはお客様と私たちのギャップであると同時に現場の部門長と経営TOPとの間のコミュニケーションギャップにも通じている気がします。我々と現場の部門長の方との話し合いはご説明することですぐにギャップは解消しますが、問題は後者です。現場を直接預からない経営層としては、「何故、同じ工場のあるべき姿を描くのに二回もコンサルを必要とするのか?」という素朴な疑問です。実はこの辺のギャップこそ、日本の企業がIT活用が下手といわれる大きな要因の一つであるように思えてなりません。

具体的な事例を持って考えていきましょう。
「ある倉庫で、5Sの実践である、整理・整頓を終えたところに大量の納品がなされ、再度やり直す」というよくあるケースです。
何が問題だったのでしょうか?
次回この点について考察していきたいと思います。
 

投稿情報: 09:40 カテゴリー: 個別受注生産に於けるIT活用法について | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

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個別受注生産に於ける現場改革とIT活用(II) 物理的側面と論理的側面

モノづくりを、客観的に要素別に分類してみると
モノづくりには

  1. 物を造るという技術や、造った物を運ぶという作業などの 物理的側面と
  2. 複雑に分割された作業を効率よく運営する為の仕組みといった 論理的側面

に分けることが出来ます。この両方の改革をすることが、本当の意味で工場全体の効率化を図る為に必要なことであり、 両方の改革が出来たところが21世紀を生き残れる会社になると考えています。

野球選手に例えると

  1. 筋肉トレーニングや走り込みなどの訓練は物理的側面の改革といえ
  2. ヒットを打つ為のバッティングフォームは論理的側面の改革といえます。

この二つを強化しないと、現実に打率の高い一流選手となることは不可能です。 スポーツの正解では当たり前のことですが、製造業の世界ではこれが出来ているところが非常に少ないようです。

個別受注生産型は、TPMなどの現場改革だけでは片手落ち!

特に設計変更の多い個別受注生産型の製造業では殆どが出来ていないと感じています。 どこの工場をお邪魔しても、

1)の現場改革を実施していない会社はないようです。 殆どの会社が現場改革を実施しています。が、厳しさが多く目立ち成果がなかなか持続せず、期待ほどには出ていないようです。 次に何をして良いものか? 迷われている会社が多いように感じます。

答えは明確なのですが、なかなか実行に移せない・・・?

我々が苦労している問題は、2ツあります。

一つ目はお客様に上記のことご説明しようとしても 2)の論理面の改革がなかなか理解されません。 色々な言葉を考えました。 「あるべき姿」「業務改革」と説明をすると、どうしても経営TOPの方は

1)の現場改革をイメージしてしまうようです。 すると、決まって「何で同じテーマで二度もプロジェクトを走らせるのか?」 となってしまいがちです。何とかこのことをご理解頂く為に今後も努力を進めて参ります。

二つ目は、個別受注生産型の論理面のあるべき姿を描けるコンサルが極めて少ないということです。 今回、私たちはこの世界的な不況の中で、新たなサービスをつくる事にしました。

それは、個別受注生産型のあるべき姿の造り方を、知識と演習と、お客様の実例を通して、公開しようと 云う物です。

これは、当社コンサルタントの幹の部分を実習を含めてお客様に伝授していこうとするものです。 コンサルタントは資質によるものが多いとよく言われますが、

基本の業務分析・IT活用を習得することで 大手のコンサル会社に多額の投資をするより、遥かに価値のあるものが出来ると自負しております。 詳しくは、

「お金を掛けずに、コストを削減」とのサービスをご覧下さい。 ご活用いただければ幸いです。

投稿情報: 15:33 カテゴリー: 個別受注生産に於けるIT活用法について | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

タグ: IT活用, 個別受注生産, 現場改革

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